兵庫県出身。京都大学経済学部を卒業後、リーマンブラザーズ証券に入社。外資系証券会社、Private Equity Fund等で、金融及び経営に関する幅広い業務を経験。2015年、株式会社Good Moneygerを創業。
・金融商品仲介業
金融商品仲介業者(IFA:Independent Financial Advisor)として登録されています(関東財務局長(金仲)第786号)。
内閣総理大臣の登録を受けた事業者として、金融商品の売買などを仲介することができます。
IFAは金融先進国のアメリカで普及している仕組みで、日本でも広まりはじめています。
また、金融機関の営業方針などに影響を受けない独立した立場で、投資や金融商品のアドバイスを行います。
・オンラインツール開発事業
ロボアドバイザー「VESTA」
VESTAは、お客様がお持ちの口座とひもづけて、資産運用のアドバイスの提供や、投資商品の購入のお手伝いをするオンラインのツールです。
アドバイスは無料で見ることができます。
・金融教育事業
ゲーミフィケーションを取り入れた金融教育を行っています
(東京大学の研究講座で金融について遊びながら学べるゲーム「Asset Allocation」を開発しました)。
金融について学べるメディアの運営も行っています。
・コンサルティング事業
「資産運用について詳しく聞いてみたい」という方のために、対面またはお電話でのコンサルティングも行っています。
・企業理念
私たちは金融の世界を変える挑戦者の集団です。
投資をギャンブルにせず、堅実なリターンを得られるように、
「できるだけ失敗しにくい投資手法、商品、購入時期や保有期間をお伝えする」
「他では得られない、投資分析の情報を提供させていただく」ことを目指しています。
また、ゲーミフィケーションを取り入れた金融教育を中高生や一般投資家向けに実施しており、
お金で失敗する人が少しでも減るように取り組んでいます。
お金の問題にきちんと向き合い、しっかりとマネーをマネージ(管理)できる、
そういう方が増えることを願い、Good Moneyger(グッドマネージャー)という会社を設立いたしました。
中学受験をして、中高は大阪教育大学附属池田に進学したのですが、高校2年生の6月に、付属池田小学校で無差別殺傷事件が起きました。小学校からフェンス1枚挟んで中学校、さらにフェンス1枚挟んで高校の敷地でしたし、友人の弟が小学校にいたこともあり、自分が普通だと思っていたものが尊く大事なものだという事を痛感し、命について考えさせられた辛い時期でしたね。その時、翌月に行われる文化祭の実行委員をしていましたが、文化祭は一般公開をせず、やらないことになったんです。
そうです。事件がありましたが、元気づけるという意味でも文化祭をやりたいという声もたくさんありました。特に高校3年生にとっては最後の文化祭ですし。一方で、もし自分の兄弟が被害に遭っていたら、外部の人が来るのは耐えられないし、そもそも社会的にもこのタイミングで文化祭をやるべきではないという考え方もありました。どちらの主張も理解できる部分があり、正解のない問題でしたので、当時はとても悩みました。結局、全生徒の意見を取りまとめた結果、文化祭は実施しないという判断になりました。代わりに、二度とこのような問題が起きないように、学校の在り方を考えたり、セキュリティ向上を考えたりするプロジェクトを実施することになりました。
翌年には文化祭が復活し、僕が実行委員長になったのですが、一般公開するのか、出店を出してもよいのかなど、ここでも正解のない問題に取り組むことになりました。また、会社組織であれば、「この仕事はやりたくない」と言って仕事をサボったり、仕事を拒否したりすることはしないと思いますが、会社や仕事と違って学校行事は「参加したくない」「やりたくない」「面倒くさい」と言ってサボっても、さほど大きなペナルティはありません。モチベーションが異なる団体をまとめること、特にネガティブな人を巻き込み、みんなをまとめ、ひとつのプロジェクトを進めていく大変さを痛感しました。「この人が言うのだったらやりたい」と思ってもらうためには、人としてきちんと生きなければいけない。リーダーはしっかりと自分の考えを持ち、口だけではなく態度で示さないといけないことも感じました。
高2の時には文化祭をやめるという判断に関わり、高3の時は実行委員長としてリーダーシップを学びました。自分にしかできない、自分がしっかりやれることって何だろう、と考えるきっかけにもなったと思います。