1973年生まれ。秋葉原のパソコン販売店責任者を経て、1997年、エックスタイムジャパン株式会社に入社し、2000年、取締役に就任。2004年、有限会社ナスカークラフト(2009年、株式会社に組織変更)を設立し、代表取締役に就任。ゲームソフトや法人向けの広告配信システムを開発・運営する。2014年10月、DVERSE Inc.(現 Symmetry Dimensions Inc. )を米・デラウェア州に設立し、代表取締役CEOに就任。現在、建築および土木分野向けのVR制作ソフトウェア「SYMMETRY(シンメトリー)」を開発・運営している。
ビジネス分野のVRソフトウェア/コンテンツ・システム開発
エンタープライズ向けVRソフトウェアでビジネスコミュニケーションを変える。まだまだ正解のない未開の分野で私たちがVRのスタンダードを作っていく。
小学4年生の時に、クリスマスプレゼントでマイコンを買ってもらいました。今でいうパソコンのことなのですが、当時は、BASIC(ベーシック)というプログラムを覚えたり、電話回線を使ったパソコン通信で遊んでいました。その時からずっと、コンピューター関係のことを続けているので、あの時マイコンに触れたことが原点なのかなと思います。
当時、僕の周りでマイコンを持っている友人はいなかったため、マイコンを通じて知り合った人は、年上の社会人ばかり。中学生の頃から、毎日、パソコン通信でチャットのようなことをして、コンピューターや趣味の話で盛り上がっていました。なので、その当時の僕の友人はほとんどが年上の人で、同世代の友人は少なかったですね(笑)。
まだファミコンが発売されていなかった時代でしたが、本当はゲーム機が欲しかったんです。ゲームができるコンピューターを買ってもらったつもりが、買ってもらったマイコンではゲームができなかった(笑)。仕方がないので、「マイコンBASICマガジン」という雑誌を買って、BASICのプログラムを打ち込むことから始めました。最初はすごくやりたかったわけではありませんでしたが、元々、機械が好きだったこともあり、次第にハマっていきました。
13~14歳の頃からギターを弾き始めて、バンドを組んでいました。外でバンド活動をして、家ではパソコンに向かうという生活だったのですが、音楽活動をメインにやっていきたいと思い、高校も途中で辞めてしまいました。18~19歳の頃は、システムオペレーターのアルバイトをしながら、音楽活動を続けていました。
19歳の頃には、インターネットが話題になっていました。元々、パソコン通信に馴染みがありましたし、とにかく体験してみたかったので、すぐに契約をしました。基本的に、新しいデバイスやサービスなど、その時点でいちばん新しいものにすぐ飛びついてしまうんです。新しいことをやって、新しい人と繋がるという流れは、今でも変わらないと思います。